認定審査について
第23回(2012年)消化器外科専門医認定審査の書類審査結果について
専門医制度委員会
資格認定委員会
本年の消化器外科専門医審査申請は,申請締切日までに488名の申請があり,書類審査の結果,下記のごとく判定されました.
今回の申請においても,基本的な資格条件を欠く者のほかに,提出された書類の記載・作成上の不備が多数見られました.これらの不備は,いずれも「当該年度の審査に関する会告」,「申請書類作成上の注意」などを熟読され,さらに提出前に作成された書類のチェックを念入りに行うことで防げたものです.
専門医は,今後ますます社会的注目を浴びることになりますので,申請者におきましては,臨床修練などの資格要件の具備はもちろんのこと,書類の申請に際しても,十分な注意を払ってください.
1. 書類審査による受験資格「無」:68名79件(重複あり)
内訳
1)指導責任者,申請認定施設等の不備 5件
2)提出業績の所定件数不足 19件
3)診療経験の所定件数不足 3件
4)修練期間の所定期間不足 3件
5)研修実績の所定件数不足 0件
6)手術記録2に関する不備 10件
7)申請書類等の記入ミス・漏れ及び記載不備 17件
8)所定書類等の添付ミス・漏れによる不備 22件
※1)に関しては,申請認定施設や指導責任者の現状の確認がなされていないために生じたもの.
2)に関しては,業績の発表場所(雑誌,学会),形態,内容の確認がなされていないために生じたもの.
3)~5)に関しては,実際に不足しているという申請者は6名だが,7),8)が原因で不足と判定されたものは,そちらの方での扱いとした.
2. 指導責任者署名押印確認
[申請認定施設指導責任者として申請者が署名押印を受けた指導責任者]に対して,その署名押印が本人の手によるものか否かの確認を行った.その結果1名の申請者について異なる旨の回答があったため,受験資格「無」と判定した.
3. 再申請
上記1.で受験資格「無」となった者に対して,不備を正しての再申請(再申請料1万円)を可能とした.受験資格「無」判定者68名中55名より再申請があり,審査の結果55名を受験資格「有」と判定した.
審査の結果
申請者数 488名
受験資格「有」と判定 475名
受験資格「無」と判定 13名