第1回 U-40アンケート調査結果
2021年6月2日
Under 40 委員会
第1回U-40会員を対象としたアンケート調査
目的:2021年に新設されたU-40委員会の始動にあたり,U-40会員の興味のあるミッションについての意向調査
対象:40歳未満の本学会会員5,031⼈(2021年3⽉22⽇時点)
期間:2021年3⽉29⽇~4⽉12⽇(2週間)
回答方法:オンライン
【回答率 679人/5,031人(13.5%)】
3.最も興味のあるミッションは何ですか?(複数回答可)
4.U-40委員会の掲げる5つのミッションの他に,重要かつ取り組んでみたい課題はありますか?その他フリーコメント(一部)
- なかなか他県との横のつながりがないので交流してみたいです!
- 大学や派閥を超えて交流の場を設ける
- zoomなどを用いた施設横断的な交流に興味があります
- 施設ごとの教育システムについて共有
- 近隣もしくはhigh volume centerの若手もしくは指導医と交流できる機会があるとうれしいです
- 他施設との横断的なネットワーク形成を作り,様々なキャリアパスの形成および今後の後輩のロールモデルとなることができればと考える
- 日々の臨床上の疑問について,他施設ではどのように対応しているか,気軽に同世代の先生方と意見を交わせるプラットフォームが欲しいと感じている
- 都会以外でも最新の情報が得やすく,学べる環境があると嬉しいです
- 海外の同様の組織との交流,ネットワーク構築,手術手技などのディスカッション
- 施設や医局を超えて,また,データ等を共有して,意義のある研究活動をすることに興味がある
- 他施設の若手外科医との交流を深め,知識や技術を共に高めたい また,多施設参加型の臨床研究をスタートさせてみたい
- 統計学的意義を保証するための教育や統計専門家への相談のネットワークの形成
- 学術論文投稿や海外留学等の金銭的に自己負担が高い活動に対する補助 優秀論文や活動評価による奨励金や奨学金制度
他施設の同世代の |
学術活動の支援 |
- 外科医もチーム制,交代制にし,しっかりとオンオフをはっきりさせる必要があると考える
- 家庭を顧みず,家族の急病や大事なイベントの日にも仕事に行くことを美学および理想の外科医像としているうちは,外科医の志望者は目減りし,バーンアウトする人も増え続ける 懇親会など飲み会に参加した人にだけ指導したり症例を与えるのは合理性に欠ける グループ主治医制や互いに融通して休みを確保する意識,仕組みを作るべき
- 専門資格を有することによる手術した際のインセンティブ環境の構築
- 様々な種類の学会が存在しており,学会を整理していきたい
- 総合的な手術手技の取得に向けた教育
- 外科医への外傷学の普及
- 手術手技を含む診療内容の均一化(地域/施設間格差の是正)
- 地域枠やへき地での勤務が義務化されている若手医師の外科医としてのキャリア形成の支援
- 全国学会でスポットの当たりにくい地方の小病院に勤務する医師や,フリーランスの医師にも大きなセッションが当たるような特別枠を作成
- 腹腔鏡の技術認定医を取るための修練施設が欲しい 症例数が多いかつ技術認定医を持っている外科医がいる病院でしか修練ができないため
- 手術手技についてエキスパートの動画を見ても最初はわからないことが多く内容が理解できなかったため専攻医向けに解説頂けると理解が深まり,普段の上級医の手術を見る際もより勉強になると思います
- 内視鏡外科技術認定,食道外科専門医,肝胆膵外科高度技能専門医などハードルの高い資格を目指せる環境の整備
- 医局によっては高度技能専門医が少なく,資格取得が厳しいことがあります 外科医は比較的ハードな職場ですが,やりがいがあるから続けられます 消化器外科専門医や外科学会指導医は勉強して仕事をすれば取れる資格ですが,内視鏡技術認定医や高度技能専門医が取れるかはその環境で決まります 資格取得が厳しいとモチベーション維持ができませんし,それを救済するような国内留学のような環境が全国規模であるといいと思います
働き方改革 |
施設・地域を越えた技術的な支援 |
- 医師の地域偏在改善への取り組み
- 医療圏の整備
- 外科医の都市部への集中により,地方の小~中規模病院では標準的な外科医療が困難な現状である 外科医療の均てん化を行うため,外科医の偏在を解消するような方策が重要であり,学会に求めたい事案である
- パートナーが留学する場合の休業制度が構築されると良いなと感じている
- 消化器外科医が行っている業務の負担軽減方法の検討
- 研究会・学会が多く,それに伴う時間的拘束が多い
- 具体的なキャリアパスの提示,供覧できる環境
- 若手医師と40歳以上の医師でお互いにギャップを感じることについてのアンケート
- 年齢が高い医師の意識改革 一般社会がワークライフバランスの意識変革や若手への教育体制への協力,年功序列社会の改革
- 学生や初期研修医だけではなく専攻医向けの教育コンテンツがあるとありがたいです
- 国内・国外留学のサポートシステム(施設紹介やグラント等)
- 国際医療支援
- 国際的な社会貢献活動と日常診療の両立について
- 医療機器開発,外科医の開業支援,医師以外のキャリア形成へのサポート(企業就職,企業など)
- 外科医ついての給与所得に頼らずに生活するためのマネーリテラシー研修
- 職場・雇用における,性別による差別撤廃
- 各施設でカルテから自在にデータベースをつくれるシステムの開発
☆☆☆ 多岐にわたる数多くのご意見をいただきました ☆☆☆ |
5.(a)U-40委員会の活動推進のため,分野毎のWG(ワーキンググループ)への参加にご興味はありますか?
5.(b)aで「はい」と回答された方のうち,取り組んでみたいミッションは?
まとめ
謝辞
日本消化器外科学会 理事,評議員の先生方
全国のU-40会員の先生方
日本消化器外科学会 学会事務局の皆様