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委員会名簿

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委員会名簿(2021年9月)

評議員選出委員会 日本医学会
学術集会運営委員会 外科関連学会協議会
会誌編集委員会 外科系学会社会保険委員会連合
専門医制度委員会 外科関連専門医制度委員会
教育委員会 日本消化器関連学会機構
財務委員会 National Clinical Database
規約委員会 消化器外科関連専門医制度協議会
保険診療委員会 消化器外科データベース関連学会協議会
将来構想委員会 人工膵臓関連学会協議会
広報委員会 臓器移植関連学会協議会
倫理委員会 レジストリ協議会
医療安全委員会  
学術委員会  
データベース委員会  
利益相反委員会  
英文誌運営委員会  
国際委員会  
総務委員会  
Under40委員会  

※すべて50音順

評議員選出委員会

委員長 江口  晋
専門委員 食道 竹内 裕也
胃・十二指腸 瀧口 修司
小腸・大腸 山口 茂樹
肝・脾 日比 泰造
胆・膵 藤井  努
地区委員 北海道地区 武冨 紹信
東北地区 丸橋  繁
関東地区 調   憲
中部地区 堀口 明彦
近畿地区 掛地 吉弘
中国・四国地区 藤原 義之
九州地区 赤木 由人

評議員選出小委員会

委員 絹笠 祐介 小林 宏寿
篠田 昌宏 柴  浩明
高槻 光寿 高橋 孝夫
布部 創也 吉川 貴己
和田 則仁  

学術集会運営委員会

委員長 竹政伊知朗
理事長 北川 雄光
委員 阿部 展次 池田 正孝
市川 大輔 岡林 雄大
河野恵美子 小林 宏寿
庄  雅之 竹内 裕也
長谷川 潔 松田  諭
吉住 朋晴 若井 俊文
財務委員長
学術委員長
総会会長
大会会長

会誌編集委員会

委員長 比企 直樹
委員 秋吉 高志 石原聡一郎
市川 大輔 上野 秀樹
江口  晋 遠藤  格
大塚 将之 沖  英次
窪田  健 黒川 幸典
小林 宏寿 齋浦 明夫
里井 壯平 塩崎  敦
大幸 宏幸 瀧口 修司
竹内 裕也 廣野 誠子
藤井  努 丸橋  繁
水島 恒和 本山  悟
山下 継史 山本聖一郎
吉川 幸造 渡邉  純
牛久 哲男
(病理学)
伴  慎一
(病理学)
全   陽
(病理学)
森田 智視
(統計学)
編集幹事 新原 正大 細田  桂

専門医制度委員会

委員長 市川 大輔
委員 猪股 雅史 上野 秀樹
江口  晋 大段 秀樹
北川 雄光 北見 智恵
齋浦 明夫 庄  雅之
調   憲 瀧口 修司
竹内 裕也 竹政伊知朗
田邉  稔 長瀬 勇人
袴田 健一 比企 直樹
堀口 明彦  

資格認定委員会

委員長 堀口 明彦
委員 北海道地区 武冨 紹信
竹政伊知朗
東北地区 佐々木 章
本山  悟
関東地区 國崎 主税
齋浦 明夫
若井 俊文
中部地区 瀧口 修司
藤井  努
近畿地区 篠原  尚
水島 恒和
中国・四国地区 大段 秀樹
小林 道也
九州地区 猪股 雅史
大塚 隆生

資格認定小委員会

委員 青木  琢 秋吉 高志
大塚 隆生 北見 智恵
工藤  篤 佐伯 浩司
谷合 信彦 鍋谷 圭宏
野村 幸世 松谷  毅
矢野 文章 吉松 和彦

試験問題作成委員会(○各臓器の担当長)

委員長 堀口 明彦
委員 総論 ○吉川 貴己
大塚 隆生
海道 利実
七戸 俊明
並川  努
比企 直樹
食道 ○竹内 裕也
入野 誠之
押切 太郎
菊池 寛利
野間 和広
本山  悟
胃・十二指腸 ○瀧口 修司
木下 敬弘
田中 千恵
田中 浩明
布部 創也
六車 一哉
小腸・大腸 ○絹笠 祐介
大塚 幸喜
栗生 宜明
小林 宏寿
阪田 麻裕
水島 恒和
肝・脾 ○板野  理
冲永 裕子
海堀 昌樹
副島 雄二
七島 篤志
長谷川 潔
胆・膵 ○中村 雅史
川井  学
黒木  保
齋浦 明夫
藤井  努
三浦 文彦

消化器外科専門医テキスト制作委員会

委員長 袴田 健一
委員 猪股 雅史 大辻 英吾
北川 雄光 瀬戸 泰之
堀口 明彦  
テキスト制作実務委員会
消化器外科総論 瀬戸 泰之
がん診療総論 土岐祐一郎
食道 北川 雄光
胃十二指腸 大辻 英吾
小腸・大腸 猪股 雅史
肝・脾 江口  晋
胆・膵 堀口 明彦
救急外科・ヘルニア 袴田 健一
実務小委員会班長
消化器外科総論 阪本 良弘
がん診療総論 吉川 貴己
食道 竹内 裕也
胃十二指腸 市川 大輔
小腸・大腸 絹笠 祐介
肝・脾 吉住 朋晴
胆・膵 中村 雅史
救急外科・ヘルニア 山本聖一郎

教育委員会

委員長 堀口 明彦
委員 小林美奈子 阪田 麻裕
日月亜紀子 中村 雅史
板野  理 比企 直樹
山本聖一郎 渡邊 雅之

財務委員会

委員長 調   憲
理事長 北川 雄光
委員 江口  晋 掛地 吉弘
齋浦 明夫 堀口 明彦

規約委員会

委員長 猪股 雅史
理事長 北川 雄光
委員 大段 秀樹 掛地 吉弘
小林美奈子 田邉  稔
塚越真梨子 永野 浩昭

 

保険診療委員会

委員長 瀧口 修司
委員 江口 英利 寺島 雅典
内藤  剛 鷲尾真理愛
渡邊 雅之  

将来構想委員会

委員長 北川 雄光
委員 遠藤  格 大辻 英吾
木村 和恵 黒川 幸典
調   憲 竹内 裕也
袴田 健一 福本  巧
松田  諭  

男女共同参画ワーキンググループ

グループ長 野村 幸世
担当理事 調   憲
  大越 香江 河原 正樹
小林美奈子 阪田 麻裕
髙須 千絵 田中 千恵
林  憲吾 松永 理絵

広報委員会

委員長 猪股 雅史
委員 植村  守 五井 孝憲
瀧口 修司 多田 和裕
土川 貴裕 野原 京子
又木 雄弘 丸橋  繁
吉川 幸造 吉田  寛
渡邉  純  

JESUS実行委員会

委員長 猪股 雅史
委員 衛藤  剛 遠藤 裕一
海堀 昌樹 木村  隆
小林  剛 齋藤  裕
佐伯 吉弘 阪田 麻裕
島田 光生 清水  亘
髙須 千絵 髙橋 広城
竹政伊知朗 田島 正晃
長瀬 勇人 鍋屋 まり
西  正暁 西澤 伸恭
野原 京子 原田  仁
比企 直樹 深田 真宏
松島  肇 松田  諭
三浦  亮 村松 里沙
森  和彦 鷲尾真理愛
和田 範子  

倫理委員会

委員長 齋浦 明夫
委員 大塚 将之 佐伯 浩司
高村 博之 野村 幸世
野村 憲弘 福住恵一郎
松田  諭 水島 恒和
山本聖一郎  

医療安全委員会

委員長 庄  雅之
委員 青木  琢 有泉 俊一
大田 貢由 貝田佐知子
木村 康利 髙須 千絵
瀧口 修司 内藤  剛
永野 浩昭 七島 篤志
野村  務 比企 直樹
深澤 貴子 山崎  誠

学術委員会

委員長 竹政伊知朗
委員 植村  守 金本 真美
佐伯 浩司 篠原  尚
田中 千恵 長谷川 潔
浜部 敦史 日比 泰造
藤井  努 三森 功士
元井 冬彦 本山  悟
総会会長
大会会長

データベース委員会

委員長 上野 秀樹
委員 江口  晋 掛地 吉弘
五井 孝憲 齋浦 明夫
佐々木 章 瀧口 修司
竹内 裕也 田中 千恵
橋本 雅司 比企 直樹
堀口 明彦 松田  諭
丸橋  繁  
アドバイザー 山本 博之

NCDデータ品質管理小委員会

委員 荒川  敏 上野 正紀
裏川 直樹 大塚 幸喜
折茂 達也 金治 新悟
川合 一茂 菊池 寛利
小暮 正晴 小船戸康英
佐々木義之 高橋  新
長谷川 寛 日高 匡章
藤井 正一 松尾 洋一
盛 真一郎  

プロジェクト管理小委員会

委員 石亀 輝英 大塚 幸喜
金治 新悟 菊池 寛利
小松 昇平 内藤  剛
七島 篤志 長谷川 寛
藤井 義郎 山本 博之

利益相反委員会

委員長 齋浦 明夫
委員 稲木 紀幸 岸  庸二
調   憲 日月亜紀子
野村 憲弘 深田 真宏
森根 裕二 山本聖一郎

英文誌運営委員会

担当理事 比企 直樹
委員長 遠藤  格
理事長 北川 雄光
委員 掛地 吉弘 黒川 幸典
島田 英昭 瀬戸 泰之
竹政伊知朗 永野 浩昭
袴田 健一 馬場 秀夫
原田 宏輝 比企 直樹
廣野 誠子 堀口 明彦
三森 功士  
アドバイザー 小松  正 林  和弘

国際委員会

委員長 竹内 裕也
理事長 北川 雄光
委員 北山 丈二 庄  雅之
高橋 孝夫 長谷川 潔
廣野 誠子 松島  肇
吉川 幸造  

総務委員会

委員長 掛地 吉弘
理事長 北川 雄光
委員 遠藤  格 調   憲
深澤 貴子 深田 真宏

Under40委員会

顧問(担当理事) 調   憲
委員長 松田  諭
副委員長 髙須 千絵
委員 阪田 麻裕 塚越真梨子
長瀬 勇人 鍋屋 まり
深田 真宏 松島  肇
鷲尾真理愛  

日本医学会

評議員 齋浦 明夫
連絡委員 竹内 裕也
医学用語委員 堀口 明彦
医学用語委員代委員 調   憲

外科関連学会協議会

代表委員 猪股 雅史
庄  雅之
竹政伊知朗

外科系学会社会保険委員会連合

代表委員 江口 英利 寺島 雅典
内藤  剛 鷲尾真理愛
渡邊 雅之  

外科関連専門医制度委員会

代表委員 市川 大輔
江口  晋
瀧口 修司

日本消化器関連学会機構

理事 大段 秀樹
北川 雄光
田邉  稔
監事 瀬戸 泰之
社員 猪股 雅史
竹内 裕也
堀口 明彦

National Clinical Database

理事 瀬戸 泰之(代表理事)
北川 雄光(副代表理事)
掛地 吉弘
運営委員 掛地 吉弘
専門医制度委員 市川 大輔

消化器外科関連専門医制度協議会

議長 袴田 健一

消化器外科データベース関連学会協議会

議長 掛地 吉弘

人工膵臓関連学会協議会

世話人 島田 光生

臓器移植関連学会協議会

世話人 大段 秀樹

レジストリ協議会

議員 江口  晋

学会発表・論文投稿ほかにおける倫理指針について

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指針等

学会発表・論文投稿ほかにおける倫理指針について

日本消化器外科学会 人を対象とする医学系研究に関する倫理指針

日本消化器外科学会 人を対象とする医学系研究に関する倫理指針(本学会発表や論文投稿ほかにおいて遵守すべきこと)

学会発表・論文投稿ほかにおける倫理指針(関連情報)

※本倫理指針(カテゴリー分類)は,日本腹部救急医学会作成の倫理指針を元に作成いたしました.

 

よくある質問と答え(FAQ)

※倫理審査とは倫理審査委員会の承認を得ているとの意味である.

 

Q1:当院には倫理審査委員会がありません.学会発表はできませんか?

A1:倫理審査委員会やそれに準じた諮問委員会を常設していない施設からの本学会への研究発表や論文投稿については,必ず抄録登録前や投稿前に,関連の大学病院や医師会などの倫理審査制度を利用して倫理審査を受けてください.

 

Q2:所属施設長とは外科部長の認可でよいですか?

A2:大学病院などの研究機関であれば,病院長,センター長,学科長,学類長などであり,その他の医療施設であれば,センター長,施設長,理事長,組合長,病院長などに該当するため,所属部長の認可では無効となります.

 

Q3:8例以下をまとめた介入を伴わない症例報告は倫理審査が必要ですか?

A3:10例以上をまとめた報告から倫理審査が必要です.

 

Q4:自施設の胃癌における開腹手術と腹腔鏡手術の短期および長期成績を学会発表したい場合には,倫理審査が必要ですか?

A4:研究対象者の予後を含んだ各種臨床データを利用した研究は,各施設の倫理審査委員会や治験審査委員会(IRB),あるいはそれに準じた諮問委員会での迅速審査と,それに基づく施設長の許可を得るとともに,研究対象者あるいはその代諾者の承諾(IC)を得ておくことが理想的です.ただし,過去の症例にさかのぼってあらためて承諾(IC)を得ることが実質的に不可能な場合は,個人情報の保護規定遵守のもと,オプトアウトを利用することで,あらためて患者の承諾を得る必要はありません.

 

Q5:関連10施設の胃癌における開腹手術と腹腔鏡手術の短期および長期成績をまとめた学会発表をしたい場合には,倫理審査が必要ですか?

A5:Q4の場合と同様.研究に参加する全ての施設で倫理審査委員会あるいはそれに準じた諮問委員会での審査と,それに基づく施設長の許可が必要です.さらに研究対象者あるいはその代諾者の承諾(IC)を得ておくことが理想的です.ただし,過去の症例にさかのぼってあらためて承諾(IC)を得ることが実質的に不可能な場合は,個人情報の保護規定遵守のもと,オプトアウトを利用することで,あらためて研究対象者や代諾者の承諾を得る必要はありません.一方,連結可能匿名化データを提供するのみの共同研究施設では,必ずしも倫理審査委員会の審査を受ける必要はなく,その施設長の許可のもと,代表施設の倫理審査委員会での一括審査も可能です.

 

Q6:大腸癌再発症例における現在未承認薬の抗PDL-1抗体薬を使用した症例をまとめて報告したいのですが倫理審査会の承認は必要ですか?

A6:医薬品の適応外使用や未承認薬を使用する臨床研究は特定臨床研究に該当するため臨床研究法を遵守する必要があります.そのため1-3を満たす必要があります.但し,2018年3月以前に開始され,なおかつ2019年3月までに研究が終了する場合は,通常の介入研究として扱って差し支えないので,3-4を満たすことが求められます.
1.厚生労働大臣の認定を受けた認定臨床研究審査委員会での審査に基づく施設長の許可.
2.厚生労働大臣への届け出
3.患者もしくは代諾者の承諾.
4.倫理審査委員会や治験審査委員会(IRB),あるいはそれに準じた諮問委員会の審査に基づく施設長の許可.

 

Q7:胃癌手術におけるダビンチ手術の短期および長期成績をまとめて報告したいのですが,倫理審査と患者の承諾は必要ですか?

A7:胃癌に対するダビンチ手術は2018年4月に保険適用が認められたため,後ろ向きであれば観察研究として扱われます.一方,前向き研究であれば介入研究として扱われます.
観察研究の場合
1.倫理審査委員会や治験審査委員会(IRB),あるいはそれに準じた諮問委員会の審査に基づく施設長の許可.
2.患者もしくは代諾者の承諾.但し,改めて承諾を得ることが実質的に不可能な場合はオプトアウトでも可.

介入研究の場合
1.倫理審査委員会や治験審査委員会(IRB),あるいはそれに準じた諮問委員会の審査に基づく施設長の許可.
2.患者もしくは代諾者の承諾.
3.UMIN などの公開データベースへの登録.

 

Q8:手術手技に関するビデオの発表をしたいのですが,同意は必要ですか?

A8:個人を特定しないものであれば,包括同意で代用可能です.包括同意とは,診療情報や診療の一環として採取された検体(試料)や手術動画を,将来にわたってさまざまな研究に利用させていただくことを書面で承諾同意いただくものを指します.

 

Q9:患者の試写体(顔写真)などを発表で使用したいのですが,事後で同意を得る必要がありますか?

A9:倫理審査委員会やそれに準じた諮問委員会での審査や施設長の許可,患者やその代諾者の承諾は不要です.但し,症例報告を含む医学論文及び学会研究会発表における患者プライバシー保護に関する指針を遵守し,プライバシー保護に配慮して患者が特定されないように留意する必要があります.

 

Q10:続報のような発表に関しては,再度治験審査委員会(IRB)での審査を受ける必要性がありますか?

A10:観察研究においては,研究期間として明示されている期間内であれば新たに治験審査委員会(IRB)の審査を受ける必要はありません.

 

Q11:患者の大腸癌組織を使用し,今後明らかにされる癌関連遺伝子群の発現を検証した発表を行いたいのですが,倫理審査は必要ですか?

A11:倫理審査委員会や治験審査委員会(IRB),あるいはそれに準じた諮問委員会での迅速審査に基づく施設長の許可が必要です.また改めて被検者に同意を得ることができない場合は,オプトアウトが必要になります.

 

Q12:包括同意とはどのような同意を指しますか?

A12:診療情報や診療の一環として採取された検体(試料),手術動画などを,将来にわたってさまざまな研究に利用させていただくことを書面で承諾同意いただくものを指します.

 

Q13:オプトアウトとはどのようなものを指しますか?

A13:当該研究について情報を研究対象者等に直接通知するか,または当該施設の掲示板やホームページ上で公開し,研究対象者等が研究への参加を拒否する機会を保証するものを指します.同時に拒否の意思表示を受け付ける窓口(連絡先)を明示する必要があります.

 

Q14:公開されているデータベース,ガイドラインなどをまとめた研究発表,あるいは法令に基づく研究発表は倫理審査を受ける必要がありますか?

A14:倫理審査委員会の審査は不要です.しかし引用したデータベースおよびガイドラインなどを必ず明記してください.

 

Q15:ヒトの検体を使用した後ろ向きの研究発表に関しては,同意書はすべての患者に必要ですか?

A15:基本的には改めて同意を得る必要がありますが,それが困難な場合は,オプトアウトで代用可能です.

 

Q16:培養細胞を用いた基礎的研究は倫理審査が必要ですか?

A16:倫理審査は不要です.

 

Q17:ヒト ES 細胞,ヒト iPS 細胞,ヒト組織幹細胞を利用した臨床研究を開始するにはどのような手続きが必要ですか?

A17:再生医療等の安全性の確保等に関する法律を遵守する必要があります.具体的には,特定認定再生医療等委員会もしくは認定再生医療等委員会での審査を受けた上で,厚生労働大臣に届出てから実施する必要があります.

 

Q18:ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針の対象となる研究とはどのようなものを指しますか?

A18:ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針の対象は,提供者の白血球等の組織から抽出したゲノムDNAやmRNAから作成した相補DNAを用いて,子孫に受け継がれる遺伝子変異や多型性を調べる研究です.即ち,生殖細胞系列の変異又やその多型性(germline mutation or polymorphism)を解析する研究を指します.

 

Q19:倫理委員会を通さずに発表することができますか?

A19:倫理審査が不要な研究以外は倫理審査委員会の承認を得る必要がありますので,倫理委員会を通さずに発表することはできません.

 

Q20:発表する際には、「医の倫理」手続きの開示を行うのですか?COIのようなスライドを作成するのでしょうか?

A20:現時点では,「医の倫理」手続きを開示するスライドをご提示いただく予定はありません.ただし,自身の発表が倫理指針のどのカテゴリーに属する研究であるのかを,常に判断していただくことを期待しております.

 

Q21:オプトアウトの開示はいつまで行う必要性がありますか?

A21:研究開始後,速やかに開示し,研究を終了するか,もしくは発表・投稿完了まで提示していただく必要があります.

 

※倫理に関するお問い合わせは内容的な問題もありますので,電話で承ることはできかねます.
以下のEmailにてご連絡ください.
お問い合わせ:ethics[@]jsgs.or.jp
※送信時は[@]を半角@に置き換えてください.

 

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日本消化器外科学会 人を対象とする医学系研究に関する倫理指針(本学会発表や論文投稿ほかにおいて遵守すべきこと)

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日本消化器外科学会 人を対象とする医学系研究に関する倫理指針(本学会発表や論文投稿ほかにおいて遵守すべきこと)

【はじめに】

 日本消化器外科学会(本学会)総会・大会で報告される医学系研究や,本学会誌に掲載される医学系研究は,ヘルシンキ宣言1)と,「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」,「ヒトゲノム・遺伝子研究に関する倫理指針」,「遺伝子治療等臨床研究に関する指針」等の倫理指針2),並びに「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」3)や「臨床研究法」4)などの法律等を遵守しなければならない.ここに示す本学会の医学系研究に関する倫理指針は,これらの倫理指針や法律に基づいて作成されたものであり,今後,指針が改定された際には適宜改定を行う.本学会員は医学系研究を行う上で本指針を遵守し,所属施設の倫理指針に従って適切に行動する義務がある.その際には患者(研究対象者)の尊厳と人権が守られなければならない.ただし,本倫理指針は学会員の自由な研究活動を拘束し制限するためのものではなく,あくまで研究者が患者(研究対象者)の福利を最優先に考えて倫理的に幅広い研究活動を行うための規範である.

日本医師会・厚生労働省ホームページ参照:
1) ヘルシンキ宣言 外部サイトへリンク
2) 研究に関する指針について 外部サイトへリンク
3) 再生医療について 外部サイトへリンク
4) 臨床研究法について 外部サイトへリンク

【臨床研究法で定められた特定臨床研究について】2018年4月施行

特定臨床研究:次のいずれかに該当する研究(2018年4月以降に開始された研究)

  1. 薬機法における未承認・適応外の医薬品等(医療機器も含む.)の臨床研究
  2. 製薬企業等から資金提供を受けて実施される当該製薬企業等の医薬品等(医療機器も含む.)の臨床研究

 上記の特定臨床研究は,臨床研究法に則って適切に対応する必要がある.具体的には,厚生労働大臣の認定を受けた認定臨床研究審査委員会で審査を受けた上で,厚生労働大臣に届け出てから実施する必要がある.法律により厳格に規定されているため,本指針では詳細を割愛する.(厚生労働省ホームページ 外部サイトへリンク参照)

 また,保険適用内の医薬品や医療機器等を用いた介入研究であっても「臨床研究法」の努力義務対象となるので,基本的には,臨床研究法に則って適切に対応する必要がある.(厚生労働省ホームページ,「参考資料:臨床研究法の範囲について 外部サイトへリンク」参照)

 以上より,臨床研究法で定められた特定臨床研究と努力義務対象研究を含めると,医薬品や医療機器等を用いた前向きの介入研究は,ほぼ全てが臨床研究法の対象となる

【侵襲を伴う研究について】

1.「侵襲」の定義

 あくまで研究目的で行われる1,穿刺,切開,薬物投与,放射線照射,心的外傷に触れる質問等によって,研究対象者(患者など)の身体又は精神に傷害又は負担が生じることをいう.ただし,侵襲のうち研究対象者の身体及び精神に生じる傷害及び負担が小さいものを「軽微な侵襲」とするが侵襲には含まない.これについては後述する.

1あくまで「研究目的」であって,救命などの診療目的の使用は「侵襲」とみなされない.

「侵襲」の例

1) 研究目的のみに16歳以上に30mL2を越える採血を行う.16歳未満の小児の場合は体格に応じて個別かつ適切に判断することが望まれる.
2) 研究目的で実施する造影剤を用いた超音波,CTやMRI(CTは被ばくの問題があるため,造影剤を用いなくても研究目的で実施する場合は侵襲として扱うのが妥当である.一方,診療目的で実施される各種画像検査(造影超音波/CT/MRIなど)は「侵襲」に当たらない.ただし,小児や妊婦においては画像検査そのものが侵襲に相当する可能性があるため,慎重かつ適切に判断する必要がある.
3) 研究目的で実施する放射性同位元素を用いた核医学検査3
4) 研究目的のみで,穿刺又は切開して組織を採取する.
5) あくまで研究目的で,未承認医薬品や未承認医療機器を使用することはもちろんのこと,既承認医薬品や既承認医療機器を使用することも含まれる.ただし,2018年4月以降は,研究目的で未承認の医薬品や医療機器を使用することや適応外使用は,特定臨床研究として臨床研究法の対象となる.なおかつ適用内の使用であってもそれが臨床研究目的であれば臨床研究法の努力義務対象となるので,臨床研究法の対象研究となる.

 救命などの診療目的で,やむを得ず未承認医薬品を投与したり既承認医薬品の適応外使用を行なったり,又は未承認医療機器を使用することは,必ずしも「侵襲」とはみなされない.「侵襲」とはあくまで研究目的で実施することである.ただし,救命目的であっても,未承認医薬品の投与や既承認医薬品の適応外使用,又は未承認医療機器の使用を保険請求することはできない.

2健康診断程度の採血は,研究目的のみの採血であっても「軽微な侵襲」とされ,非侵襲と同等に扱う.
3保険適応のないセンチネル・ナビゲーション手術も含まれる.

2.「軽微な侵襲」の定義

 研究対象者に生じる傷害及び負担が小さいと社会的に許容されるもので,「侵襲」には含まれない.むしろ非侵襲と同等に扱って差し支えない.

「軽微な侵襲」の例

1) 研究目的のみで16歳以上に少量(30mL以下)の採血を行う.16歳未満の小児の場合は体格に応じて個別かつ適切に判断することが望まれる.
2) 研究目的で実施する単純X線撮影
3) 研究目的で実施する造影剤を使用しない体表超音波やMRI
4) 診療目的で穿刺,切開,採血等が実施された際に,研究目的で採取量を上乗せする.

3.「侵襲を伴う研究に対する本学会の倫理指針」

 単一施設の研究であっても多施設共同研究であっても,参加する全ての施設で倫理審査委員会や治験審査委員会(Institutional Review Board; IRB),又はそれに準じた諮問委員会での審査と,それに基づく施設長の許可が必要である.また対象者又はその代諾者の承諾(インフォームド・コンセント(informed consent; IC))が必須である.ただし,多施設共同研究の場合には,その施設の長が許可すれば,代表施設の倫理審査委員会での一括した審査も可能である.なお,侵襲を伴う研究であっても介入を伴わなければ,公開データーベースへ登録する必要はない.「侵襲」でなおかつ「通常の診療を越える医療行為」では「臨床研究における補償」が義務付けられる.それ以外の「侵襲」を伴う研究は必ずしも補償の対象とはならず,通常の診療行為と同等に扱われる.補償については【医学系研究における補償(臨床研究保険について)】の項を参照されたい.また,臨床研究法で定められた特定臨床研究や努力義務研究では同法を遵守する必要がある.

4.「通常の診療を超える医療行為」とは

 未承認医薬品や未承認医療機器の使用,既承認医薬品・医療機器の承認等の範囲(効能・効果,用法,用量等)を超える使用,その他に医療保険の適応となっていない新規の医療行為を指す.即ち,既承認医薬品や既承認医療機器の適応外使用,医薬品の過量投与が含まれる.なお,このような医療行為を保険請求することはできないので,学会での発表や学会誌への論文投稿の際には,研究目的の有無にかかわらず「通常の診療を超える医療行為」のコストをどのように処理したのかについて言及する必要がある.

【介入研究について】

1.「介入」の定義

 研究目的で,人の健康に関する様々な事象に影響を与える要因(健康の保持増進につながる行動,傷病の予防,診断や治療のための投薬・検査等)を制御する行為を行うこと.また,研究目的で実施される「通常の診療を超える医療行為」も含まれる.

2.「通常の診療を超えた医療行為」とは

 上記【侵襲を伴う研究について】の4.「通常の診療を超える医療行為」を参照されたい.

3.介入研究の例

1) 傷病の治療方法,診断方法,予防方法,その他の研究対象者の健康に影響を与える要因に関して,作為又は無作為の割付けを行うこと(盲検化又は遮蔽化を行う場合を含む.)は,研究目的で人の健康に関する事象に影響を与える要因を制御する行為であり,「介入」に該当する.割付けには,研究対象者の集団を複数の群に分けて行う場合のほか,対照群を設けず単一群(シングルアーム)に特定の治療方法,予防方法,その他,研究対象者の健康に影響を与える要因に関する割付けを行う場合も含まれる.

介入研究の具体例,その1.ランダム化比較試験(randomized controlled trial; RCT)のように「通常の医療行為であっても,対象者の集団を原則として2群以上のグループに分け,割付けを行ってその効果等をグループ間で比較するもの」.ただし,割付の作為,無作為は問わない.また,前向きのシングルアーム試験も含まれる.

(1) 悪性疾患に対して膵頭十二指腸切除をうける患者を,術前に食事に加えて免疫強化を目的とした経腸栄養剤を摂取する群と普通食のみを摂取する2群に無作為又は作為的に割付し,術後の集中治療室の入室期間や感染症合併率、再発率や生存率などを前向きに比較検討する.
(2) 切除可能な異時性大腸癌肝転移に対して,術前化学療法を行ってから肝切除を行う群と化学療法を行わずに肝切除を行う2群に無作為又は作為的に割付し,術後の合併症発生率や再発率,生存率などを前向きに比較検討する.
(3) 消化器外科術後の敗血症患者に対して救命目的でエンドトキシン吸着療法を実施する際に,従来のエンドトキシン吸着カラムと新規開発されたエンドトキシン吸着カラムを使用する2群に無作為又は作為的に割付けし,治療に伴う合併症発生率や生命予後を前向きに比較検討する.なお,2018年4月以降に実施されるこのような研究は,臨床研究法の努力義務対象研究となるため,臨床研究法の遵守が必要である.
(4) 3cm以下かつ3個以下の初発肝細胞癌に対して,肝切除を行う群とラジオ波焼灼療法を実施する2群に無作為又は作為的に割付し,再発率や生存率などを前向きに比較検討する.
(5) 成人の大腿・鼠径ヘルニア患者に対して,前方アプローチによるメッシュを用いたヘルニア根治術を行う群と,腹腔鏡下にヘルニア根治術を行う2群に無作為又は作為的に割付し,合併症発生率やヘルニア再発率,術後の愁訴などを前向きに比較検証する.
(6) 膵癌以外の尾側膵腫瘍に対して,全例でまずは腹腔鏡下に尾側膵切除を試みる前向き試験を行い,その有効性と安全性を以前の開腹尾側膵切除例と比較検証する.

2)研究目的で通常の診療を超える医療行為を実施するもの
介入研究の具体例,その2.

(1) 標準治療の確立されていない外科的切除不能な悪性腫瘍患者に対して,分子標的治療薬を含めた抗がん薬の適応外使用を研究目的で実施する.ただし,2018年4月以降に実施される本研究は,医薬品の適応外使用に関する介入研究のため,特定臨床研究として臨床研究法の対象となる.一方,救命のために本人の同意のもとでやむを得ず実施される場合は,必ずしも介入研究とはみなされず,むしろ観察研究とみなされる.
(2) 肝胆膵領域癌に対してロボット支援下の手術を実施する.
(3) 既承認の血液浄化器(カラム)よりも優れた効果が期待される保険適応外のカラムを用いて,救命のために血液浄化療法を実施する.救命のためにやむを得ず実施する医療行為だが,代替可能な既承認カラムがある状況で,このような新規の保険適応外カラムを用いることは,介入研究として扱われる.同時に,このような研究は保険適応外の医療機器を使用するため,2018年4月以降に実施された場合は特定臨床研究として臨床研究法の対象となる.

4.補足・注意事項

1) 未承認の鏡視下外科手術を実施することは救命目的であっても介入研究とみなされるため,各施設の倫理審査委員会かそれに準じた諮問委員会での審査とそれに基づく施設長の許可が必要であり,なおかつ患者(研究対象者)又はその代諾者の承諾(IC)が必須である.
2) 一般的な診療として受けている治療であっても,研究目的で一定期間継続することとして,他の治療方法の選択を制約するような行為は,「介入」に該当する.一方で,ある傷病に罹患した患者について,投薬や検査等を制御することなく,その転帰や予後等の診療情報の収集を前向き(プロスペクティブ)に実施する場合は,「介入」を伴わない研究(観察研究)と判断される.
3) 「介入」を行うことが必ずしも「侵襲」を伴うとは限らない.例えば,禁煙・断酒指導,食事療法等の新たな方法を実施して従来の方法との差異を検証するために割付けを行って前向きに評価する場合,方法が異なるケアの効果を比較・検証するため「介入」に該当するが「侵襲」を伴わない.
4) 過去に採取した保存試料を用いた後ろ向きの研究:過去に診療の一環として,又は研究目的で侵襲的に採取された保存検体を用いた後ろ向きの研究は,研究対象者やその代諾者から一般同意を得ていれば,観察研究とみなして差し支えない.

5.「介入研究に対する本学会の倫理指針」

 単一施設の研究であっても多施設共同研究であっても,参加する全ての施設で倫理審査委員会や治験審査委員会(IRB),又はそれに準じた諮問委員会での審査と,それに基づく施設長の許可が必要である.また対象者又はその代諾者の承諾(IC)が必要である.ただし,多施設共同研究の場合には,その施設の長が許可すれば,代表施設の倫理審査委員会での一括した審査も可能である.また,介入研究について,UMIN,JAPIC,又は公益社団法人日本医師会が設置している公開データーベースに,研究の実施に先立って登録しておく必要がある.「侵襲」でなおかつ「通常の診療を越える医療行為」(介入研究)では「臨床研究における補償」が義務付けられる.それ以外の「侵襲」を伴う研究は必ずしも補償の対象とはならず,通常の診療行為と同等に扱われる.補償については【臨床研究における保障(保障保険について)】の項を参照されたい.また,2018年4月以降に実施される臨床研究法の対象研究は,同法律を遵守する必要がある.即ち,厚生労働大臣の認定を受けた認定臨床研究審査委員会で審査を受けた上で,厚生労働大臣に届け出てから実施する必要がある.

【観察研究について】(症例報告を除く)

1.「観察研究」の定義

 後に定義する症例報告以外の後ろ向きの研究は観察研究に該当する.前向きの研究であっても,診断及び治療のための投薬,検査等の有無及び程度を制御することなく,その転帰や予後等の診療情報を収集するのみであれば,介入を伴わない「観察研究」と判断する.「侵襲」を伴う研究と「介入研究」以外の人を対象とする医学系研究は,症例報告(対象者が9名以下)を除けば,大部分が「観察研究」に該当する.

2.観察研究の具体例

1) 腸閉塞や閉塞性腸炎を伴う直腸がん患者に対して,経肛門的に減圧チューブやステントを挿入したり人工肛門を造設したりして,イレウス解除を行った後に根治手術を行った群と,緊急で根治的直腸切除と人工肛門造設術を行った群とに分けて,術後の合併症や入院期間,生命予後などを後ろ向きに検証する.その際に,腫瘍組織のRAS遺伝子変異の有無や,VEGF蛋白発現状況も検討項目に加える.
2) 直腸癌患者の遺伝子多型(SNP)を,保存血を用いて網羅的に解析し,抗がん薬への感受性や生命予後との関係について後ろ向きの解析を行う.(本研究は,遺伝子多型を解析するため,ヒトゲノム・遺伝子研究に関する倫理指針を遵守する必要があるが介入研究ではなく観察研究の範疇に入る.)

3.補足・注意事項

 「介入研究」は,各施設の倫理審査委員会やIRB又はそれに準じた諮問委員会での審査と,それに基づく施設長の許可,及び患者(研究対象者)又はその代諾者の承諾(IC)が必須である.連結不可能匿名化データを用いる研究以外の「観察研究」も原則として倫理審査委員会又はそれに準じた諮問委員会の迅速審査(簡易審査)とそれに基づく施設長の許可,患者(研究対象者)又はその代諾者の承諾(IC)が必要であるが,過去に遡って承諾を得ることが実質的に困難な場合は,「オプトアウト(Opt-out)」により対象者への承諾(IC)を省略することも可能である.

4.「オプトアウト(Opt-out)」とは

 当該研究について情報を研究対象者等に直接通知するか,又は当該施設の掲示板やホームページ上で公開し,研究対象者等が研究への参加を拒否する機会を保証すること.同時に拒否の意思表示を受け付ける窓口(連絡先)を明示する必要がある.

5.観察研究に対する本学会の倫理指針

1)人体から採取した試料を用いない研究,又は既存の試料を用いる研究.

(1)単一施設内の観察研究

各施設の倫理審査委員会やIRB,又はそれに準じた諮問委員会での迅速審査と,それに基づく施設長の許可を得るとともに,研究対象者又はその代諾者の承諾(IC)を得ておくことが望ましい.ただし,過去の症例にさかのぼってあらためて承諾(IC)を得ることが実質的に不可能な場合は,個人情報の保護規定遵守のもと,オプトアウトを利用することで,あらためて患者の承諾を得る必要はない.

(2)多施設共同での後ろ向き観察研究

本学会で企画される後ろ向き研究プロジェクトは,データ規模が大きい上に,データ集積・解析施設へ連結可能匿名化データが提供される.そのため,研究に参加する全ての施設の倫理審査委員会又はそれに準じた諮問委員会での審査と,それに基づく施設長の許可が必要である.さらに研究対象者又はその代諾者の承諾(IC)を得ておくことが望ましい.ただし,過去の症例にさかのぼってあらためて承諾(IC)を得ることが実質的に不可能な場合は,個人情報の保護規定遵守のもと,オプトアウトを利用することで,あらためて研究対象者や代諾者の承諾を得る必要はない.一方,連結可能匿名化データを提供するのみの共同研究施設では,必ずしも倫理審査委員会の審査を受ける必要はなく,その施設長の許可のもと,代表施設の倫理審査委員会での一括審査も可能である.

 なお,連結不可能匿名化された診療情報だけを用いた医学系研究は,倫理審査委員会の審査や,患者(研究対象者)や代諾者の承諾(IC)を得る必要はない.

2)人体から新たに軽微な侵襲で採取した試料を用いる研究

(1)単一施設内の観察研究

患者から治療の一環又は研究用として新たに軽微な侵襲で採取される検体(採血,生検や切除で採取された試料)を用いて各種解析(遺伝子解析や蛋白発現解析を含む.)を行う研究は,各施設の倫理審査委員会やIRB,又はそれに準じた諮問委員会での迅速審査(簡易審査)と,それに基づく施設長の許可を得るとともに,研究対象者又はその代諾者の承諾(IC)を得ておく必要がある.

(2)多施設共同での後ろ向き観察研究

研究に参加する全ての施設の倫理審査委員会又はそれに準じた諮問委員会での審査と,それに基づく施設長の許可が必要である.さらに研究対象者又はその代諾者の承諾(IC)を得ておく必要がある.一方,連結可能匿名化データ・試料を提供する共同研究施設では,必ずしも倫理審査委員会の審査を受ける必要はなく,その施設長の許可のもと,代表施設の倫理審査委員会での一括審査も可能である.

【症例報告について】

1.症例報告の定義

 医学研究における症例報告とは,本学会では9例以下と定義する.10例以上の研究報告は,観察研究として扱う.また,症例報告もまた広義には観察研究に含まれるが,本学会の倫理指針では別々に扱う.
 症例報告であっても「ヒトゲノム・遺伝子研究に関する倫理指針」の対象となる遺伝子解析(生殖細胞系列変異や多型性の解析)を行った場合は,同指針を遵守することが求められる.

2.症例報告の具体例

 敗血症から多臓器不全に陥り循環状態が不安定な患者に対して持続血液濾過透析(CHDF)を行っていたが,肝機能データが急速に悪化したため,本人の同意のもとに保険適応はないが臨床での十分な導入実績のある新規の血液浄化療法(plasma dia-filtration; PDF)を8例に実施した.これは,研究目的で実施した「通常の診療を越えた医療行為」ではなく,救命のために患者承諾のもとでやむを得ず実施された医療行為のため,本来は介入研究とみなされない.症例報告と判断され,倫理審査や施設長の許可は不要である.ただし,個々の患者に対して個別に倫理審査を受ける必要はないが,新規血液浄化器の使用については導入前に倫理審査委員会かそれに準じた諮問委員会の審査とそれに基づく施設長の許可を得ておく必要がある.一方,PDFを臨床研究として使用する場合は,2018年4月以降は臨床研究法で定められた特定臨床研究となるため,同法の遵守が必要である.

3.注意喚起

 次の事例は症例報告としてみなすことはできず,観察研究となることを肝に銘じてほしい.
例:「既承認されている新しい腹腔鏡器材を導入して,8例に対して腹腔鏡イレウス解除術を実施した.この8例を導入初期の症例として,それ以前の腹腔鏡下イレウス解除術症例15例と後ろ向きに比較解析し,新しい腹腔鏡器材の非劣性,ないしは安全性や優位性を報告する」.これは,後ろ向きに2群を比較解析した研究であり,対象症例が8例であっても,比較対象症例を加えれば23例となり,研究内容は観察研究に該当する.そのため,所属施設での倫理審査が必要である.

4.「症例報告に対する本学会の倫理指針」

 「症例報告を含む医学論文及び学会研究会発表における患者プライバシー保護に関する指針 外部サイトへリンク」を遵守し,プライバシー保護に配慮して患者が特定されないよう留意しなければならない.倫理審査委員会やそれに準じた諮問委員会での審査や施設長の許可,患者(研究対象者)やその代諾者の承諾は不要である.ただし,「ヒトゲノム・遺伝子研究に関する倫理指針」の対象となる遺伝子解析(生殖細胞系列変異や多型性の解析)を行った場合は,同指針を遵守することが求められる.
 救命や延命のためにやむを得ず実施される「通常の診療を超える医療行為」は研究目的で行われるわけではないので,介入研究とはみなされず,症例報告とみなされる.しかし,未承認薬や未承認医療機器の使用,既承認薬の過量投与や適応外使用は,原則として倫理審査委員会や IRB,又はそれに準じた諮問委員会の審査と施設長の許可を得ておくことが望ましい.なお,このような医療行為を保険請求することはできないので,学会での発表や学会誌への論文投稿の際には,研究目的の有無にかかわらず「通常の診療を超える医療行為」のコストをどのように処理したのかについて言及する必要がある.また,それらを研究目的で実施した場合は,症例数が9例以下であっても侵襲を伴う介入研究とみなされるとともに,2018年4月以降に実施された場合は特定臨床研究として臨床研究法の対象研究となるので,同法律を遵守する必要がある.

【ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針】

厚生労働省ホームページ 外部サイトへリンク参照)

1. 「ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針」

 解析結果が提供者及びその血縁者の診療に直接生かされることが医学的に確立されている臨床検査(RAS遺伝子変異,HER2遺伝子増幅,KIT遺伝子変異など)や,それに準ずるヒトゲノム・遺伝子解析は,医療に関する事項として扱われるので,この倫理指針の対象とはならない.がん等の疾病において,病変部位に後天的に出現し,次世代には受け継がれない遺伝子の変異や遺伝子発現,及び蛋白質の構造又は機能に関する研究についても,この倫理指針の対象とはならない.この倫理指針は,あくまで子孫に受け継がれていく生殖細胞系列変異又は多型性(germline mutation or polymorphism)を解析する研究のみに適用される倫理指針である.しかし,この倫理指針の対象とならない体細胞変異,遺伝子発現及び蛋白質の構造・機能に関する研究においても,診療を行う医師は自らの責任において,個人情報の保護を遵守し,本指針の趣旨を踏まえた適切な対応が望まれる.

 以下に,遺伝子解析が通常診療として既に認められ,「人体から採取した試料を用いる研究」や「ヒトゲノム・遺伝子解析研究」とはならず,通常の診療情報と同等に扱える解析項目の具体例を示す.

1)大腸がんにおけるRAS遺伝子変異,VEGF蛋白発現評価
2)乳がんにおけるHER2遺伝子増幅や遺伝子変異の評価
3)胃がんにおけるHER2遺伝子増幅や遺伝子変異の評価
4)GISTにおけるKIT遺伝子変異の評価

 疾病に関与する遺伝子群が新たに同定されても,その遺伝子が生殖細胞系列変異・多型性などの子孫に受け継がれるものでないかぎり,この倫理指針の適用とはならない.遺伝子解析結果と他の臨床データを組み合わせた研究を行う際には,「人を対象とした医学系研究に関する倫理指針」が適応される.

2.「ヒトゲノム・遺伝子解析研究に対する本学会の倫理指針」

 生殖細胞系列変異又は多型性(germline mutation or polymorphism)を解析するヒトゲノム・遺伝子解析研究の倫理指針が適応される研究においては,事前に各施設の倫理審査委員会又はそれに準じた諮問委員会の審査に基づく施設長の許可と患者又はその代諾者へのインフォームド・コンセント(IC)が必須である.

【倫理審査や施設長の許可,研究対象らの承諾が不要な研究】

 次に掲げるいずれかに該当する研究

  1. 法令の規定により実施される研究:都道府県単位や全国規模の「がん登録事業」,「感染症発生動向調査」,「国民健康・栄養調査」など
  2. 法令の定める基準の適用範囲に含まれる研究:「省令」等によって規定されている研究
  3. 試料・情報のうち,次に掲げるもののみを用いる研究
    1) 既に学術的な価値が定まり,研究用として広く利用され,かつ,一般に入手可能な試料や情報(論文,データーベースとして広く公表されているデータやガイドライン等)を用いた研究.研究用として広く出回っている各種培養細胞を用いた研究.ただし,iPS細胞やES細胞は「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」を順守する必要があるため,通常の培養細胞と同等に扱うことはできない.
    2) 既に連結不可能匿名化されている情報

【研究の種別を判断するための樹形図(decision tree)】

 医学系研究における「侵襲」を伴う研究,「介入研究」,「観察研究」,「症例報告」に関する decision tree を図に示す.
 なお,

(1) 法令の規定により実施される研究(自治体のがん登録事業など)
(2) 既に発表された論文や著書,ガイドラインやWeb上で公開されている情報や,研究用として一般に広く利用されている培養細胞のみを用いた研究
(3) 対応表のない連結不可能匿名化された診療情報だけを用いた医学系研究については,倫理審査委員会又はそれに準じた諮問委員会の審査と施設長の許可や研究対象者の承諾を得る必要がない.

図 学会発表・論文投稿ほかにおける倫理指針(カテゴリー分類) (別紙参照)

【医学系研究における補償(臨床研究保険について)】

研究の種類 補償について
「侵襲」を伴う研究 通常診療を越える医療行為を伴うもの 補償のための措置を講じる
通常診療の範囲内 補償の有無を被験者に説明
「侵襲」を伴わない研究か「軽微な侵襲」を伴う研究 規定なし

「補償について厚生労働省の具体的な提言」

  1. 補償とは,過失責任がなくても対象者保護の観点から一定の要件に該当した対象者を救済しようとするものであり,補償保険への加入が勧められる.しかし,補償保険によらなくても各施設の自己資金での対応も可能なため,必ずしも加入を義務づけるものではない.
  2. 補償内容は,既に治験において実績がある「医薬品企業法務研究会の補償ガイドライン 外部サイトへリンク」程度の内容であれば差し支えない.
  3. 補償は金銭的なものに限定されるものではなく,各施設での医療給付という形態もありえる.
  4. 重篤な副作用が高頻度で発現することが予想される抗がん薬(分子標的薬を含む.)や免疫抑制薬等の薬剤については,補償保険の対象外である.医療給付等の手段を講じることにより実質的に補完可能と考えられる.実際の補償の方針や金銭的な事項については,対象者に予め文書で説明し,同意を得ておく必要がある.

U-40 Club 開催報告 第1回

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U-40 Club 開催報告 第1回

第1回 U-40 Club

開催日

2021年8月4日

テーマ

「U-40消化器外科医の理想の1週間」

司会

塚越真梨子

Discussants

阪田麻裕、高須千絵、長瀬勇人、鍋屋まり、深田真宏、松島肇、松田諭、鷲尾真理愛

内容

  • 理想的な手術件数・術者件数
  • チーム制/主治医制それぞれの平日・休日オンコール体制
  • 業務分担、情報共有の方法
  • 外勤、当直の頻度
  • 技術認定にむけた修練

U-40 Club

AGSurg Awards

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AGSurg Awards

AGSurgでは,掲載論文のうち特にクオリティーの高い論文に対して,その功績を称えるとともにジャーナルへの貢献に対する謝意と敬意を表すべく2つのアウォードを設置しています.

1. Best Article Award [Gold/Silver/Bronze]:Original Article対象
2. State-of-the-Art Review:Review Article対象

2021年のアウォードは,2018~2019年発行のVolume 2およびVolume 3に掲載した論文を対象とし,厳正なる審査のうえ受賞論文を選出いたしました.今後も年次でアウォードを実施してまいります.

2021受賞論文

Microvascular invasion of single small hepatocellular carcinoma ≤3 cm: Predictors and optimal treatments
Yo-ichi Yamashita, Katsunori Imai, Toshihiko Yusa, Yosuke Nakao, Yuki Kitano, Shigeki Nakagawa, Hirohisa Okabe, Akira Chikamoto, Takatoshi Ishiko, Tomoharu Yoshizumi, Shinichi Aishima, Yoshihiko Maehara, Hideo Baba

コメント:山下 洋市 先生
このたびAGSurg Best Article Award 2021-Gold-という名誉ある賞を,昨年のSilverに引き続いて頂戴致しまして感激しております.受賞論文は,熊本大学と九州大学の径3 cm以下単発の小型肝細胞癌(HCC; n=563)に関して,微小脈管侵襲(MVI)の予測因子を同定し,MVIが疑われる小型HCCに対しては,系統的肝切除が予後向上に寄与することを明らかにした後ろ向き研究です.小型HCCは均一な集団ではなく,悪性度の高いものも含まれ,その悪性度に基づいて個別治療すべきと考えています.
今後も,論文執筆・査読などAGSurgの発展に微力ながら貢献できますよう努力する所存です.御指導宜しくお願いします.

Comparison of the modified Collard and hand-sewn anastomosis for cervical esophagogastric anastomosis after esophagectomy in esophageal cancer patients: A propensity score-matched analysis
Keijiro Sugimura, Hiroshi Miyata, Tomoyuki Matsunaga, Kei Asukai, Yoshitomo Yanagimoto, Yusuke Takahashi, Akira Tomokuni, Kazuyoshi Yamamoto, Akita Hirofumi, Junichi Nishimura, Masaaki Motoori, Hiroshi Wada, Hidenori Takahashi, Masayoshi Yasui, Takeshi Omori, Masayuki Ohue, Masahiko Yano

コメント:杉村 啓二郎 先生
この度は“Annals of Gastroenterological Surgery, Best Article Award 2021 -Silver-”という大変名誉ある賞をいただきまして誠に感謝申し上げます.本論文は,大阪国際がんセンターにて2008年~2016年で施行した,食道癌に対する食道切除・胃管再建の頚部吻合を施行した398例で,手縫いとCollard変法の治療成績をPropensity score matched analysisを用いて比較検討した論文です.本術式において,術後の縫合不全・吻合部狭窄を軽減することは食道外科領域では重要な課題と考えており,本論文が今後の治療成績向上に寄与できれば幸いです.本論文作成に際し,臨床・学術活動をご指導いただきました諸先生方に感謝申し上げます.今後ともご指導・ご鞭撻の程宜しくお願い申し上げます.

Blue light-emitting diodes induce autophagy in colon cancer cells by Opsin 3
Toshiaki Yoshimoto, Yuji Morine, Chie Takasu, Rui Feng, Tetsuya Ikemoto, Kozo Yoshikawa, Syuichi Iwahashi, Yu Saito, Hideya Kashihara, Masatake Akutagawa, Takahiro Emoto, Yosuke Kinouchi, Mitsuo Shimada

コメント:良元 俊昭 先生
この度はAGSurg Best Article Award 2021-Bronze-という大変名誉ある賞を頂きまして,大変光栄に存じます.選考委員の皆様,また執筆にあたりご指導下さった先生方に厚く感謝申し上げます.本研究では,Gタンパク共役型青色光受容体のOpsin3がヒト大腸癌細胞に発現していることを見出し,大腸癌細胞に対し青色LED光を照射することでOpsin3を介してオートファジー経路が活性化され,腫瘍増殖が抑制されることを報告致しました.極めて基礎的な研究ではありますが,将来的な臨床応用という夢に向かって,今後もin vivo実験や腫瘍微小環境への青色LED光の効果について研究を進めてまいります.今後ともご指導のほどよろしくお願い申し上げます.

Immunotherapy for pancreatic cancer: Barriers and breakthroughs
Robert J. Torphy, Yuwen Zhu, Richard D. Schulick

コメント:Robert J. Torphy 先生
We thank the Japanese Society of Gastroenterological Surgery and the Annals of Gastroenterological Surgery for being selected for the “AGSurg State-of-the-Art Review 2021.” Our review article, "Immunotherapy for pancreatic cancer: Barriers and breakthroughs," discusses the progress that has been made in treating pancreatic cancer and highlights the barriers that have limited effectively treating this disease with immunotherapy. We hope that this review helps to shed light on key areas for investigation that will help overcome these barriers and lead to more effective therapies in the future.

Role of the tumor microenvironment in pancreatic cancer
Takashi Murakami, Yukihiko Hiroshima, Ryusei Matsuyama, Yuki Homma, Robert M. Hoffman, Itaru Endo

コメント:村上 崇 先生
このたびは,AGSurg State-of-the-art Review 2021という大変栄誉ある賞を賜りまして,誠にありがとうございます.本論文は,横浜市立大学消化器・腫瘍外科学遠藤格教授のご指導の下,膵癌における抗腫瘍免疫およびDesmoplastic stromaをテーマに執筆させて頂きました.膵癌に対する化学療法や放射線療法等によって抗腫瘍免疫が賦活されうることに着目し,各種免疫療法や,さらには膵癌間質を標的とした治療に言及しています.膵癌患者さんの明るい未来に向け,膵癌治療のさらなる発展を祈念すると共に,微力ながら私も寄与してゆけますよう,努力を続けて参りたいと存じます.今後ともご指導のほど,よろしくお願い申し上げます.

過去の受賞論文,お知らせ等

AGSurg Awards過去の受賞論文
Annals of Gastroenterological Surgery:Award新設のお知らせ

第32回(2021年)消化器外科専門医認定審査業務に関するお知らせ

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認定審査について

第32回(2021年)消化器外科専門医認定審査業務に関するお知らせ

2021年2月
(2021年9月更新)
会員 各位
日本消化器外科学会
資格認定委員会

 本年の消化器外科専門医(以下「専門医」という.)の認定審査業務は,下記の要領で実施いたします.以下の内容及び規則を参照すること.

1. 日程概要
申請書類作成システム公開時期:2021年3月中旬(予定)
申請の受付期間:2021年3月中旬~同年5月31日(午後5時迄)
書類審査の通知時期:2021年9月上旬(予定)
試験日:2021年10月24日 日曜日 13時開始

※本年より,従来の筆記試験ではなく,Web試験での実施となります. Web試験の詳細,及び受験会場選択方法については,本学会会員専用ページ「MyWeb」内の「専門医新規申請」ボタンをクリックした後の画面で表示しておりますので,受験資格「有」の方はそちらを参照ください.

審査結果の通知時期:2021年12月下旬(予定)

 

2. 申請までの流れ

 2020年以降,診療実績の提出フローに関して,以下の2パターンに分かれます.申請書類作成システム(本学会会員専用ページ「MyWeb」内に,2021年3月中旬公開済み)につきましては,全申請者の方共通です.申請書類作成システムにつきましては,NCDとは無関係です.

Aパターン2011年1月1日以降の症例データのみで申請する方

 NCDに症例データを入力し,NCDの専門医申請システム(2021年2月公開済み)を用いて診療実績証明書を出力して申請システムにアップロードしてください.

Bパターン2010年12月31日までの症例データと2011年1月1日以降の症例データを合わせて申請する方

 NCDの専門医申請システムを用いて診療実績に関する書類を作成します.2010年以前の症例については,MyWeb内の「診療実績入力用Webフォーム」にて登録し,症例データをエクスポートし,NCDの専門医申請システム(2021年2月公開済み)にてデータを取り込み,NCDへ登録した2011年1月1日以降の症例データと合わせて診療実績証明書を出力して申請システムにアップロードしてください.
診療実績入力用Webフォーム(MyWeb内) 外部サイトへリンク

 申請手数料10,000円は申請書類作成システム上で納付する.

 ※規則第6章第8条第1項適用対象者(受験資格を有すると認められた者はその翌年より一部書類の提出を省略できる.)は,申請書類作成システムにログインすると,専用の画面が表示される.(申請手数料10,000円は申請書類作成システム上で納付する).

 

3. 申請者の資格

 次の各号に定めるすべての資格を要する.

  1. 日本国の医師免許を有すること.
  2. 外科専門医であること.
  3. 継続3年以上本学会会員であること.(2018年12月31日までに入会していること)
  4. 臨床研修終了後,指定修練施設(認定施設及び関連施設)において所定の修練カリキュラムに従い,通算4年間以上の修練を行っていること(300例以上の診療経験が必要).ただし,平成15年までの医師免許取得者は,医師免許取得後6年間以上修練し,そのうち4年間以上は指定修練施設において所定のカリキュラムに従い修練を行っていること.
    ※消化器外科専門医術式とNCD術式の対応表( PDF 214KB)
  5. 別に定める業績を有すること(消化器外科に関する論文3編(内1編は筆頭であること)と筆頭者としての研究発表を3件以上.
  6. 別に定める研修実績を有すること(本学会総会及び大会へのそれぞれ1回以上の参加並びに本学会教育講座(教育集会を含む)全6領域の受講).

 

4. 受験資格の判定

 提出された申請書類に基づき,申請資格の有無及び書類内容の可否を審査するが,申請資格を満たさない者や書類に不備のある者は受験資格なしと判定される.

 なお,判定後に不備を補正して再申請することができる(再申請料10,000円).

 

5. 試験

 試験は,消化器外科領域全般にわたり,総論,上部消化管,下部消化管,肝胆膵脾の4領域に分けて出題され,100題の問題を解答する(多肢選択法).総正解率のほかに,各領域での一定以上の正解率が必要となる.

 合否は試験の成績をもって判定する(認定料40,000円).

 

本件に関するお問い合わせ

職員はテレワークを併用しながらの交代制出勤で対応しておりますので,お問い合わせは可能な限り電子メール(senmon[@]jsgs.or.jp(送信時は[@]を半角@に置き換えてください.))または会員専用ページ『MyWeb』からいただけるとスムーズです.

03-5427-7800
専用回線 10:30〜15:30(土日祝を除く)

 

 

第32回(2021年)消化器外科専門医認定試験に関するお知らせ

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認定審査について

第32回(2021年)消化器外科専門医認定試験に関するお知らせ

日本消化器外科学会
資格認定委員会

 本年より,従来の筆記試験ではなく,Web試験での実施となります.Web試験の詳細,及び受験会場選択方法については,本学会会員専用ページ「MyWeb」内の「専門医新規申請」ボタンをクリックした後の画面で表示しておりますので,受験資格「有」の方はそちらを参照ください.

 

試験日:

2021年10月24日 日曜日 13時~16時まで

受付時間:

12時45分まで

 

■受験者へのお願い

以下に該当する方は受験をお控えください.次年度の受験を追加手数料無しで受ける事が可能です.

  • 体調不良の方,体調に不安のある方(発熱,軽度であっても咳・咽頭痛などの症状がある方)
  • 新型コロナウイルス感染の不安から欠席を希望する方

試験当日は,以下の感染防止策にご協力ください.

  • 試験会場内では必ずマスクを着用ください.
  • 手洗い,手指の消毒,咳エチケットを励行してください.
  • 周りの受験者の方と適度な距離をお取りください.
  • 会話は最小限としてください.

重ねて,ご理解とご協力をお願い申し上げます.

 


※交通機関の遅延,試験会場の間違いによるものも含めて,受付時間終了に遅刻した場合は受験できません.時間に余裕を持ってお出でください.
※運転免許証等の顔写真が貼付された本人確認書類を受付時に提示できない者は受験できません.
※試験は13時から16時までの180分です.途中休憩はありません.

 

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学術集会発表における適切な文献引用に関して

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学術集会発表における適切な文献引用に関して

一般社団法人日本消化器外科学会

 

 会員の皆様におかれましては,本学会の運営に関しまして日頃から多大なるご尽力を賜っておりますこと心より感謝申し上げます.
 先日の第76回総会において,すでに発表された第三者の研究論文の図表などの内容が過度に引用された発表があり,参加者より研究倫理上の問題が指摘された事例がありました.
 本学会の倫理委員会,理事会にて,本件に関する事実関係の確認・内容の精査を行いました.
 その結果,今回の事例は出典を明記しており,剽窃,捏造,盗用などの研究活動における不正行為には相当しないものと判断いたしました.
 一方,本事例のように他の研究者が作成した図表などの内容をほとんどそのままの形で極端に多数引用して発表することは,発表の独自性の観点から推奨されないものと判断いたします.
 今回の発表者からは,この点に関して被引用者に謝罪の申し出があり,被引用者も今後このような事案が発生しないよう日本消化器外科学会として注意喚起をすることを条件に,一定の理解を示されました.
 こうした事案につきましては,数値的な基準は設けにくい状況ですが,学会発表における他の研究者の成果の引用については,適切な範囲にとどめ,独自の研究内容を中心に発表していただきたくお願い申し上げます.
 本学会における学術発表の質の向上に向けて,皆様のご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます.

【開催案内】日本学術会議公開シンポジウム「生命科学分野におけるジェンダー・ダイバーシティ-大学における女性リーダーから見た課題と展望-」

学会賞:募集要項

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学会賞:募集要項

2022年度日本消化器外科学会賞 募集要項

概要

 消化器外科の分野において,みるべき成果を上げた研究,独創的な手術術式の開発をした学会会員,また日本の消化器外科を広く国際的に紹介するなど貢献した学会会員に対して,日本消化器外科学会賞を授与し支援することを目的とし設立された賞です.

 

JSGS Art of the Year 2022(手術部門)

 独創的な術式を開発するなど,手術分野で貢献のあった学会会員へ授与する.

【授与内容】

  • 賞状と副賞として賞金を贈呈いたします.
  • 賞金の金額は100万円です.

【授与人数】

  • 1名 ただし,賞の授与にふさわしい人物がいない場合には該当者なしとなります.

【審査対象者】

  • 本学会会員であり,継続10年以上の会費を完納している方.
  • 本学会年度末(2022年4月末日)時点で64歳以下の方.

【審査提出物】

  • 審査申請書(指定※1)
  • 論文発表実績(主要論文(3編以上5編以内))
    ※主要論文の定義:英文誌で,原著もしくは総説

 

JSGS Science of the Year 2022(学術部門)

 医学の発展に寄与する研究など,学術分野で貢献のあった学会会員へ授与する.

【授与内容】

  • 賞状と副賞として賞金を贈呈いたします.
  • 賞金の金額は100万円です.

【授与人数】

  • 1名 ただし,賞の授与にふさわしい人物がいない場合には該当者なしとなります.

【審査対象者】

  • 本学会会員であり,継続10年以上の会費を完納している方.
  • 本学会年度末(2022年4月末日)時点で64歳以下の方.

【審査提出物】

  • 審査申請書(指定※1)
  • 論文発表実績(主要論文(3編以上5編以内))
    ※主要論文の定義:英文誌で,原著もしくは総説

 

JSGS Young Investigator of the Year 2022(若手医師部門)

 消化器外科領域全般において,目覚ましい成果を上げ,将来的な活躍が期待される若手医師へ授与する.

【授与内容】

  • 賞状と副賞として賞金を贈呈いたします.
  • 賞金の金額は1名につき20万円です.

【授与人数】

  • 5名 ただし,賞の授与にふさわしい人物がいない場合には,受賞者が5名に満たない場合や該当者なしもありえます.

【審査対象者】

  • 本学会会員であり,継続5年以上の会費を完納している方.
  • 本学会年度末(2022年4月末日)時点で40歳以下の方.

【審査提出物】

  • 審査申請書(指定※2)
  • 論文発表実績(主要論文(3編以上5編以内))
    ※主要論文の定義:英文誌で,原著もしくは総説

 

日本消化器外科学会賞 応募方法

《全部門共通》

  • 指定の書類に必要事項を記入し提出してください.
    審査書類は,以下よりダウンロードできます.
  • 応募締切:2021年12月22日(水曜日)17時必着

PDF版

(※1)日本消化器外科学会賞 審査申請書(手術部門,学術部門)( PDF 387KB)

(※2)日本消化器外科学会賞 審査申請書(若手医師部門)( PDF 464KB)

Word版

(※1)日本消化器外科学会賞 審査申請書(手術部門,学術部門)(Word 95KB)

(※2)日本消化器外科学会賞 審査申請書(若手医師部門)(Word 93KB)

 

《手術部門・学術部門》

  • 手術部門・学術部門において,他薦による候補者を募集いたします.
  • 候補者の推薦を行う場合は,以下のメールアドレス宛に推薦状(※3)をご提出ください.
     jsgsaward[@]jsgs.or.jp
     ※送信時は[@]を半角@に置き換えてください.
  • 推薦締切:2021年11月24日(水曜日)17時必着

PDF版

(※3)日本消化器外科学会賞 推薦状( PDF 84KB)

Word版

(※3)日本消化器外科学会賞 推薦状(Word 31KB)
※推薦者となる方は,本学会の会員に限ります.
※理事・監事・学術委員は審査員であるため推薦者になることはできませんので,ご注意ください.
※被推薦者が募集要項に沿わない場合は審査の対象外となりますので,ご了承ください.
※参考:過去の受賞者

 

宛先

〒108-0073
東京都港区三田三丁目1番17号 アクシオール三田6階
日本消化器外科学会
『2022年度日本消化器外科学会 学会賞審査』係

 

日本消化器外科学会賞 審査

  • 応募された審査書類をもとに,学会賞審査委員会と理事会での厳正な審査のうえ,受賞者を決定いたします(2022年4月決定予定).

【授賞式および受賞者講演と論文執筆

  • 第77回日本消化器外科学会総会にて授賞式を行います.なお,「手術部門」「学術部門」の受賞者は,総会期間中の受賞者講演(15分程度)と,Annals of Gastroenterological Surgeryへの投稿が必須となります.

 

よくあるご質問と回答

質問:過去に応募し落選となりましたが,再び応募することは可能ですか.
回答:可能です.ただし各賞ごとに年齢制限がありますので,その点ご注意ください.

質問:提出する論文発表実績では,新たに日本語で要旨を作成する必要がありますか.
回答:新たに日本語で要旨を作成して提出頂く必要はありません.出版された論文をそのままご提出ください.

質問:提出する論文は筆頭者でなければいけませんか.
回答:筆頭,共同を問わず,ご自身が最も良いと思われる論文を提出してください.

 

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総会

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学術集会等

総会開催案内

第77回日本消化器外科学会総会

会期:2022年7月20日(水曜日),21日(木曜日),22日(金曜日)

会場:パシフィコ横浜(横浜市)

会長:遠藤 格(えんどう いたる)
(横浜市立大学消化器・腫瘍外科学 教授)

Webサイト:第77回日本消化器外科学会総会 外部サイトへリンク

 

第78回日本消化器外科学会総会

会期:2023年7月12日(水曜日),13日(木曜日),14日(金曜日)

会場:函館市民会館,函館アリーナ,花びしホテル(函館市)

会長:袴田 健一(はかまだ けんいち)
(弘前大学大学院医学研究科消化器外科学講座)

「第121回日本外科学会定期学術集会に関するアンケート」のお願い(日本外科学会)

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「第121回日本外科学会定期学術集会に関するアンケート」のお願い(日本外科学会)

会員各位

日本外科学会で標記Webアンケートを実施しております.
本学会会員のみなさまにもここに周知いたしますので,ご協力のほどお願いいたします.
詳細は下記リンクにてご確認ください.

「第121回日本外科学会定期学術集会に関するアンケート」のお願い(日本外科学会Webサイト)

回答期日:2021年10月18日(月)まで
※回答には日本外科学会の会員専用ページへのログインが必要となります.

以上.

大会開催案内

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学術集会等

大会開催案内

第19回日本消化器外科学会大会
第29回日本消化器関連学会週間(JDDW 2021)

会期:2021年11月4日(木曜日),5日(金曜日),6日(土曜日),7日(日曜日)

会場:神戸コンベンションセンター(神戸市)

会長:猪股 雅史(いのまた まさふみ)
(大分大学医学部消化器・小児外科学講座 教授)

ホームページ:JDDW 2021 外部サイトへリンク

JDDW 2021 Daily News特設サイト 外部サイトへリンク(Medical Tribuneウェブサイト内)

第20回日本消化器外科学会大会
第30回日本消化器関連学会週間(JDDW 2022)

会期:2022年10月27日(木曜日),28日(金曜日),29日(土曜日),30日(日曜日)

会場:福岡国際センターほか(福岡市)

会長:田邉  稔(たなべ みのる)
(東京医科歯科大学医歯学総合研究科肝胆膵外科学分野 教授)

第21回日本消化器外科学会大会
第31回日本消化器関連学会週間(JDDW 2023)

会期:2023年11月2日(木曜日),3日(金曜日),4日(土曜日),5日(日曜日)

会場:神戸コンベンションセンター(神戸市)

会長:大段 秀樹(おおだん ひでき)
(広島大学大学院医歯薬保健学研究科消化器・移植外科学)

JDDW 2021 Daily News特設サイトが公開されました


2022年指導医認定審査業務に関するお知らせ

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指導医

2022年指導医認定審査業務に関するお知らせ

2021年10月

会員各位

日本消化器外科学会
資格認定委員会

 

2022年指導医認定審査業務に関するお知らせ

 

 指導医の認定業務は下記の要項で実施いたします.


1.日程概要
申請の受付期間:2021年12月中旬~2022年1月31日(午後5時まで)
審査結果の通知時期:2022年5月(予定)

2.申請者の資格
指導医の認定を申請する者(以下「指導医申請者」という.)は,次の各号に定めるすべての資格を要する.
(1)次のいずれかの者とする.
  (1)専門医で,取得後4年以上の者(2018年1月1日までに認定)
  (2)昭和54年以前に日本国の医師免許を取得した認定医で,会員歴11年以上の者(2012年12月31日までに入会)
(2)最近5年間は,主として消化器外科の臨床に従事していること.
(3)別に定める診療経験を有すること.
(4)別に定める業績を有すること.

3.申請条件(診療経験及び業績)
指導医申請者は,次の各号に定められた診療経験及び業績を有していなければならない.
(1)診療経験
最近5年間に,手術経験として,消化器外科専門医修練カリキュラムの手術難易度区分に示された中難度及び高難度手術の中から,術者,指導的助手,助手を問わず,合計50例以上の経験を必要とする.

(2)業績
最近5年間で,筆頭者として1件又は共同発表者として5件以上の消化器外科学に関する研究発表を必要とする.ただし,この業績は,資格認定委員会の審査によって適当であると認められた医学雑誌及び学術集会に発表されたものでなければならない.
※ 資格認定委員会の審査によって適当であると認められた医学雑誌及び学術集会の適用範囲は,「消化器外科専門医制度審査のための業績基準」に準ずる.
※ 医学雑誌:「消化器外科専門医制度審査のための業績基準」に定められた雑誌及びこれに準ずる全国的な学会雑誌とする.著書は含まない.
※ 学術集会:消化器外科に関連する全国的な学会,研究会及び複数の都道府県にまたがる地方会とする.定期的・継続的に開催されていないもの,私的なもの及び都道府県単位の地方会は認めない.

4.申請手数料及び認定料
申請手数料は10,000円,審査合格者は認定料20,000円が必要.

5.申請方法
本学会会員専用ページ「MyWeb」内に,2021年12月中旬より「指導医新規申請」というメニューを公開するので,そこから申請手続きを進める.
(申請手続きを進めると,最後に申請手数料を払い込む画面が表示される.)

2022年指導医更新認定審査業務に関するお知らせ

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指導医

2022年指導医更新認定審査業務に関するお知らせ

2021年10月

指導医各位

日本消化器外科学会
資格認定委員会

 

2022年指導医更新認定審査業務に関するお知らせ
 

 指導医の更新認定業務は下記の要項で実施いたします.

1.日程概要
申請の受付期間:2021年12月中旬~2022年1月31日(午後5時まで)
審査結果の通知時期:2022年5月(予定)

2.申請者の資格
更新のため指導医の認定を申請する者(以下「指導医更新申請者」という.)は,次の各号に定めるすべての資格を要する.
(1)専門医又は認定登録医であること.ただし,昭和54年以前の日本国の医師免許取得者は,認定医であること.
(2)別に定める研修実績を有すること(2022年1月時点において専門医又は認定登録医を有する場合は省略可能).

3.申請条件
指導医更新申請者は,最近5年間(申請の前年の12月31日まで)に,本学会総会又は大会2回の参加と教育講座で異なる4領域の受講,及び日本外科学会定期学術集会1回の参加を,参加証又は受講証によって証明できるものでなければならない.

4.申請手数料及び認定料
申請手数料は10,000円,認定料は不要.

5.申請方法
本学会会員専用ページ「MyWeb」内に,2021年12月中旬より「指導医更新申請」というメニューを公開するので,そこから申請手続きを進める.
(申請手続きを進めると,最後に申請手数料を払い込む画面が表示される.)
※ 完全オンライン申請,オンライン支払(クレジットカード・コンビニ)となります(紙媒体での受付は行いませんので,ご注意ください.).

指導医再取得認定審査業務に関するお知らせ

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指導医

指導医再取得認定審査業務に関するお知らせ

2021年10月

会員各位

日本消化器外科学会
資格認定委員会

 

指導医再取得認定審査業務に関するお知らせ

 

 専門医制度規則第17条第4号(指導医の更新を受けないとき)による指導医資格喪失者に対する再取得審査業務は下記の要領で実施いたします.

 なお,対象外の方が申請した場合は,その申請を無効とし,申請手数料は返却しませんので,くれぐれもご注意ください.また,対象者の有効期限もありますので,こちらもご注意ください.

 

1.日程概要
申請の受付期間:2021年12月中旬~2022年1月31日(午後5時まで)
審査結果の通知時期:2022年5月(予定)

2.申請者の資格
(1)専門医又は認定登録医であること.ただし,昭和54年以前の日本国の医師免許取得者は,認定医であること.
(2)別に定める研修実績を有すること(2022年1月時点において専門医又は認定登録医を有する場合は省略可能).
(3)規則第18条第3項適用対象者であること(指導医の更新を受けずに喪失した指導医資格は,喪失した翌々年までの更新認定申請において,規定の更新条件を適用して再取得の申請をすることができる.今回の対象者は指導医認定証における有効期限が「2020年5月31日」又は「2021年5月31日」で,2022年1月時点において専門医又は認定登録医であること.ただし,昭和54年以前の日本国の医師免許取得者は,認定医であること.).

3.申請条件
指導医再取得申請者は,最近5年間(申請の前年の12月31日まで)に,本学会総会又は大会2回の参加と本学会教育講座で異なる4領域の受講,及び日本外科学会定期学術集会1回の参加を,参加証又は受講証によって証明できるものでなければならない.

4.申請手数料及び認定料
申請手数料は10,000円,審査合格者は認定料20,000円が必要.

5.申請方法
本学会会員専用ページ「MyWeb」内に,2021年12月中旬より「指導医再取得申請」というメニューを公開するので,そこから申請手続きを進める.
(申請手続きを進めると,最後に申請手数料を払い込む画面が表示される.)
※ 完全オンライン申請,オンライン支払(クレジットカード・コンビニ)となります(紙媒体での受付は行いませんので,ご注意ください.).

指導医インデックス

専門医制度インデックス

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専門医制度

参考リンク

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